機械パーツを製造する工作機械=マザーマシンの中でも、航空機、船舶、鉄道、電子力発電、建設、鉄鋼など重厚長大分野の大型工作機械の製造に特化し、これまで国内外向けに500台以上の工作機械を納品してきました。
お客様からご相談いただく課題をどうすれば解決できるかをあらゆる観点から考え、設計から溶接、機械加工、組み立てまで一貫生産しているというアドバンテージを活かした提案力が私たちの強みです。
新幹線のポイント切り替え部分に使われるクロッシングレールの加工機械は当社の製品が独占しています。また日本国内の鉄道用車輪の加工には、すべて当社の「CNC立旋盤」が使われています。
重さが450トンにもおよぶ明石海峡大橋の主塔を構成するブロックの加工に、機械が自動的に芯出し位置を探し出す当社の「5軸フェーシングマシン」が採用され、作業時間が従来の15分の1に短縮されました。
長さが25mにもなる船舶のクランクシャフトには、あらかじめ自重による歪み具合を計算し、素材選びから削り方、刃物の推進方法までを考え、ミクロン単位の精度で加工できるオンリーワンの技術がいかされています。
大型かつ精密なモノづくりで培った実績を活かし、今後の成長分野である医療、航空・宇宙、省エネ・環境領域で必要とされる新たなマシーンの開発や小型で汎用性のある工作機械などの製造に取り組み、時代のニーズに対応できるメーカーであり続けたいと考えています。
ソビエト崩壊から20年あまりが経過し、石油。天然ガス、チタン、重電機関連の企業では工作機械等の設備の多くが老朽化で限界を迎えています。ロシア市場への参入を皮切りに、世界の基幹産業の原動力になれるよう今後も海外市場の開拓に取り組んでいきます。
2014年5月、技術力や性能をアピールする初めての「プライベートショー」を明石事業所で開催しました。当社の立旋盤と大手工具メーカーのシステムを組み合わせた高精度の加工デモを披露し、単価の高い工作機械の受注リスクが少しでも軽減できるように取り組んでいます。
〒674-0094 明石市二見町西二見1242